5月31日に放送された『主治医が見つかる診療所』で腸内環境についての特集がされました。
その中で紹介された『ヨーグルト(乳酸菌)の効果がUPする食べ方・保存法』を記事にまとめています。
腸内環境の悪化で悪玉菌が増えてしまうと、肥満・便秘・病気などを引き起こしてしまう可能性もあるので気を付けたいところですね。
目次
ヨーグルト(乳酸菌)の効果がアップする食べ方
ヨーグルト博士の齋藤忠夫氏による、ヨーグルトの損をしない食べ方が紹介されていたのでまとめておきます。
※齋藤氏はヨーグルトの研究を40年以上続けていて、日本酪農科学会の会長でもあります。
- ヨーグルトの選び方
- 食べるタイミング
- 博士のオススメレシピ
の順に紹介していきます。
ヨーグルトの選び方
結論を言うと、どのヨーグルトを選んでも効果はあります。
市販のヨーグルトは、『1mlに乳酸菌と酵母菌が合わせて1000万個以上を含む』という決まりがあります。
ヨーグルトが100gだとすると少なくても10億個以上ということなるので、それ程あれば十分効果に期待できるということですね。
食べるタイミングは食後がベスト!
これはもう知っている方も結構多いんじゃないでしょうか?
乳酸菌は胃酸に弱いため、食前の胃酸が多い状態ではすぐに死んでしまいます。
逆に食後は胃酸が薄まっている為、生きたまま腸内に乳酸菌が届きやすくなります。
※ただし、乳酸菌は生菌・死菌どちらにも腸管免疫を活性化させる働きがあるという意見もあります。
博士のおすすめレシピはカレーヨーグルト
齋藤博士のオススメレシピは、カレーヨーグルトでした。
乳酸菌は40度前後が一番活発になり菌も増殖しやすいので、カレーの上にヨーグルトをかけて食べるのが良いみたいですね。
以前にホットヨーグルトが流行りましたが、温めて活性化させるということ自体は同じ原理ですね。
乳酸菌を増やすヨーグルトの保存方法
ヨーグルトはあまりに温度が低いと活性化することが出来ず菌は増えません。
博士曰く、前日の夜に冷蔵庫からヨーグルトを出して常温にしておくのが効果的だそうです。
自分の腸内環境がすぐにわかるチェック表
番組内では腸内環境がわかるチェック表も紹介していました。気になる方は自分でチェックしてみてください。
- 該当項目が4つ以上の人:悪玉菌が多い可能性がある
- 該当項目が6つ以上の人:劣悪な腸内環境の可能性が高い
チェック項目
- 便秘や下痢が多い
- 便の色が黒っぽいことが多い
- 排便の時間が3分以上かかる
- 肌荒れや吹き出物が多い
- おならが臭いと言われる
- 運動不足だと思う
- 肉が好き
- 野菜をあまり食べない
- タバコを吸う
- お酒をたくさん飲む
該当項目が6つ以上の方は、早めに対策されたほうがいいかもしれませんね。
超悪玉菌に注意!フラジリス菌とは?
危険な超悪玉菌というものも特集されていました。
一般的には悪玉菌といえばウェルシュ菌などがありますが、悪玉菌の中でも最悪な毒素を産生するフラジリス菌というものがあるそうです。
フラジリス菌の怖さ
- 粘膜を傷つけて炎症を起こす
- 傷ついた粘膜はがん化するリスクがある
- 大腸がんにつながる可能性がある
400人の内1割(40人)が超悪玉菌を持っている可能性があるそうです(日本人の約1割が持っている可能性がある)
やはり腸内環境を良くして、善玉菌を増やすことが悪玉菌を減らすことに繋がります。
ヨーグルトが苦手・続けるのが難しいという方はその他の発酵食がおすすめ!
腸内環境は2、3日ですぐ変わるということはないので、ヨーグルト(乳酸菌)もある程度続けてみないと効果は現れにくいです。
ですからヨーグルトが苦手な方や続けるのが難しいという方は、他の食べ物(発酵食品)で乳酸菌を摂取してもいいと思います。
植物性乳酸菌が含まれている漬物やチーズなどあります。
また、乳酸菌サプリを摂取するという方法もあります。
ただし乳酸菌サプリの中には、人工甘味料や保存料などを使っているものも多く実は無添加の乳酸菌サプリというものはありません。
なかには添加物がほとんど含まれていない乳酸菌サプリもあります。よかったら参考にしてください。
【主治医が見つかる診療所】まとめ
腸内環境を気にしている方は、少しでも食生活や生活習慣を変えるだけで改善の余地はあります。
腸内環境の悪化を放置していると体の不調に繋がってしまう可能性もあるので、出来れば日ごろから腸内をいたわってあげたいですね。