森永乳業から2018年の3月に新商品が発売されました。
「トリプルアタック ドリンクヨーグルト」
「トリプルアタック ヨーグルト」
という二つのヨーグルトです。
そこで商品の特徴や効果・レビューなどをまとめてみることにしました。
目次
トリプルアタックヨーグルトの特徴や効果
森永乳業といえば生きて腸まで届くビフィズス菌BB536を配合した「ビヒダス」や、以前にブームになり今でも人気のある「パルテノ」も有名です。
そして今回新しく発売された商品は「塩分・糖分・脂肪」の3つをケアした「トリプルアタック ヨーグルト」です。
森永の新ブランド「森永プラスオン」
引用元:森永乳業
「トリプルアタック ヨーグルト」は健康に貢献する商品シリーズ『森永プラスオン』というブランドの新商品第一弾だそうです。
専用のブランドサイトもオープンしていて、かなり力を入れているのがわかります。
塩分・糖分・脂肪に注目した商品
現代人の食事に多く含まれている「塩分・糖分・脂肪」に注目を当てた商品となっていて、一度の食事ではなかなかこの3つ全てをケアするのは難しいと言われています。
「トリプルアタック ヨーグルト」は低塩、糖質40%オフ、※脂肪ゼロが特徴で甘さ控えめの仕上がりになっているそうです。
※2018年7月1日追記
特に糖質の摂りすぎにより『糖質バテ』が起こるということが、テレビで放送されていました。
重度の場合はかなり危険だそうなので、糖質を摂りすぎている方は気をつけたほうがいいかもしれません。
詳しくは↓の記事に書いていますのでよろしければご覧ください。
主な成分と効果について
トリプルアタックは一般的なヨーグルトとは少し違います。
主な成分
- 難消化性デキストリン5.0g
- ミルクオリゴ糖1.0g
- 乳たんぱくペプチド(MKP)100μg
見慣れない成分の物もあるので、どんな効果があるのか少し説明していきたいと思います。
難消化性デキストリン
難消化性デキストリンとは水溶性食物繊維の一種で、便秘解消やダイエットなどに利用している方も多いです。
血糖値上昇の抑制、コレステロール上昇抑止、ミネラルの吸収を促進など様々な効果が報告されています。
ミルクオリゴ糖
ミルクに含まれる乳糖を原料とし、正式には『ラクチュロース』と呼ばれビフィズス菌を増やす働きがあります。
胃酸に強く消化酵素に分解されることもないので、胃や小腸で吸収されることなく大腸に届きビフィズス菌のエサになります。
乳たんぱくペプチド(MKP)
タンパク質を分解する過程で生まれ、生活習慣病の予防、疲労回復や安眠効果など幅広い効果が期待されています。
高血圧の人を対象としたヒト試験において「MKP」を一日100μg摂取した人たちは摂取しなかった人たちに比べて血圧が下がったことが確認されているそうです。
乳酸菌目的の場合、過度の期待は禁物かも
一般的に機能性ヨーグルトと呼ばれているものは、乳酸菌の整腸作用や免疫活性の効果が期待されていて有名メーカーのものは研究結果なども多く報告されてます。
トリプルアタックの場合は乳酸菌の数や種類は記載されていないので、乳酸菌の効果に期待するには少し未知数のところがあります。
乳酸菌の効果に期待したい場合は同社のビヒダスや、その他のヨーグルトを食べたほうが良さそうな感じがします。
あくまでも3つの成分
『難消化性デキストリン』
『ミルクオリゴ糖』
『乳たんぱくペプチド』
に加え「塩・糖・脂」をケアという点が商品の売りみたいですが、正直これもちょっとわかりにくいですね。
たしかに3つをケアしているのはいいと思うんですが、これを飲んだとしても他の食事で「塩分・糖分・脂肪」をいっぱい摂ってしまうと結局意味が無いような気がします。
いつ飲むのがいいのか?一日に何本?
「難消化性デキストリン」が含まれているので、食前に食べるが良さそうです。
また甘さが控えめということで、食事の締めとして飲むのもいいかもしれません。
公式サイトには「飲みすぎ、あるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがある為、1日1本(個)をお奨めしています」とのことです。
※難消化性デキストリンとミルクオリゴ糖は摂取しすぎるとおなかをゆるくしてしまう可能性があります。
トリプルアタックヨーグルトの価格や成分表
まずは先に発売された
「トリプルアタック ドリンクヨーグルト」
価格は128円(税別)
「トリプルアタック ドリンクヨーグルト」 | |
内容量 | 100g |
原材料名 | 乳製品、難消化性デキストリン、ミルクオリゴ糖(ラクチュロース)、乳たんぱくペプチド、希少糖含有シロップ、安定剤(ペクチン)、香料、甘味料(スクラロース) |
栄養成分 | 1本(100g)当たりエネルギー:48kcal、たんぱく質:3.6g、脂質:0.3g、炭水化物:12.0g、糖質:6.4g、食物繊維:5.6g、ナトリウム:45mg、カルシウム:110mg |
アレルギー物質 | 乳 |
続いてはカップに入った固形の「トリプルアタック ヨーグルト」
価格は128円(税別)
「トリプルアタック ヨーグルト」 | |
内容量 | 100g |
原材料名 | 乳製品、難消化性デキストリン、ミルクオリゴ糖(ラクチュロース)、乳たんぱくペプチド、乳たんぱく質、寒天、希少糖含有シロップ、香料、甘味料(スクラロース、アセスルファムK) |
栄養成分 | 1個(100g)当たりエネルギー:49kcal、たんぱく質:3.8g、脂質:0.4g、糖質:6.2g、食物繊維:5.6g、ナトリウム:43mg、カルシウム:110mg |
アレルギー物質 | 乳 |
原材料や成分はどちらもほぼ一緒なのでどちらのほうが優れているといったようなことはなさそうですね。
トリプルアタックをレビュー|どんな味?
買ってみたのでレビューしていきます。
「トリプルアタック ドリンクヨーグルト」
やはり見た目はインパクトがありますね。いかにも効きそうな感じがします。
スーパーなどで見かけると、この金ピカのボディがやけに目立ちます。
飲んでみたところ、後味にヨーグルトの風味が少し香るような感じがしました。記述の通り甘さは控えめで、酸味も多少あり美味しいですね。
甘味料なので砂糖の甘みとはちょっと違った感じがします。
よく甘いものを食べたり飲んだ後って余計におなかが空いたり、のどが渇くことってありませんか?
これは甘さ控えめで一本でそれなりに満足感があったので、その点では食べ過ぎや飲みすぎを抑止するのにいいかもしれません。
「トリプルアタック ヨーグルト」
結構ガッチリと固まっていて、昔からよくあるヨーグルトみたいな感じですね。
味はドリンクタイプとほとんど変わらなかったんですが、固形タイプのほうが若干甘いような感じがしました。
こちらも美味しかったですが、手軽に摂取できて飲みやすいのを考えるとドリンクタイプのほうが良さそうな感じはしますね。
まとめ
特徴や成分から健康を重視したヨーグルトだということはわかりましたが、どれくらいの人が興味があるかが気になります。
確かに健康には良さそうですが、他の商品の「生きて腸内まで届く」や「トクホ」を売りにしている商品と比べると少しインパクトに欠けるような気もします。
「塩・糖・脂」にさらに乳酸菌の効果までバッチリだったらもっと良かったのになぁなんて思ってしまいます。