最近では甘酒を売っているスーパーやコンビニも増えてきたので、普段から健康の為に甘酒を飲んでいる人も多いようですね。
もちろん甘酒だけでも健康効果は凄いんですが、実はヨーグルトと合わせて『甘酒ヨーグルト』にすることでより一層効果に期待が持てるんです。
そこで、今回は『甘酒ヨーグルトの効果・効能』についてまとめてみました。
特に女性の方は必見です!
※この記事では米麹で作った甘酒の効果を書いています。酒粕の甘酒ではないのでご注意を。
目次
甘酒ヨーグルトの効果・効能|W発酵食品の力とは?
甘酒ヨーグルトの健康効果が高いと言われているのは、2つとも発酵食品ということが関係しています。
【甘酒】 | 麹菌を発酵させる |
【ヨーグルト】 | 乳酸菌を発酵させる |
発酵食品は1つの種類よりも多種類を組み合わせたほうが腸内に与える影響が大きい、と言われています。
実際にスペインにある大学の研究で、多種類の発酵食を摂取したほうが善玉菌が増えやすいという研究結果もでています。
やっぱり発酵食品は体にいいんですね。甘酒とヨーグルトが両方好きな人は是非とも試してほしいです。
コウジ酸の美白効果
甘酒に含まれるコウジ酸は美肌の大敵とも呼ばれている『メラニン』を抑制する効果があります。(メラニンの合成酵素であるチロシナーゼの活性を阻害)
また、1988年には厚生労働省に『医薬部外品』として認められ、現在では化粧品にも使われています。
エルゴチオネイン&フェルラ酸の抗酸化作用
なんだか聞いたことのない名前ですが…
実はこの『エルゴチオネイン』と『フェルラ酸』は甘酒に含まれていて”高い抗酸化力”があります。いわゆるアンチエイジングというやつですね。
【エルゴチオネイン】 | アミノ酸の一種で抗酸化作用のあるビタミンEの約7000倍の抗酸化力があります。 |
【フェルラ酸】 | ポリフェノールの一種で米ぬかにも多く含まれていて、こちらも高い抗酸化力があります。 |
乳酸菌で免疫力UP
ヨーグルトに含まれる『乳酸菌』は、”腸管免疫を直接刺激して活性化させる”と言われています。
ヒトの免疫細胞の7割は腸内で作られているので、腸内にいい影響を与えてくれる乳酸菌はありがたい存在ですね。
甘酒ヨーグルトは栄養価も高い
肌や腸内に良いといいうだけじゃなく、栄養素がとにかく豊富に含まれています。
知っている方もいるかもしれませんが、甘酒は別名『飲む点滴』とも呼ばれ栄養価が高いことでも有名です。
甘酒にはビタミンB群がいっぱい
▼甘酒のビタミンB群含有量▼
B1 | B2 | B3 | B5 |
0.007mg | 0.032mg | 0.27mg | 0.07mg |
B6 | B7 | B9 | B12 |
0.75mg | 0.035mg | 0.007mg | ー |
参照元:株式会社 八海山
個々の数値はそれほど高くありませんが、ビタミンB群がまんべんなく含まれているのがわかります。
ビタミンB群は糖質、脂質、タンパク質からエネルギーを作る過程で必要なもので、『疲労回復』や『貧血予防』などにも効果があります。
必須アミノ酸をカバー
必須アミノ酸は体内で合成することができないので食事で補う必要があります。
『甘酒』と『ヨーグルト』には必須アミノ酸9種の成分がすべて入っています。
9種類の必須アミノ酸
トリプトファン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、ヒスチジン
ヨーグルトに関してはアミノ酸スコアが100もあり、鶏卵と同様に良質なたんぱく質として認められています。
飲みすぎには気をつけたほうがいいかも。
甘酒ヨーグルトはとても健康に良い飲み物ですが、”飲みすぎには気をつけたほうがいい”ですね。
ヨーグルトはカロリー・糖質共にそこまで高くはないんですが、甘酒は糖質量が多いです。
カロリー (100gあたり) |
糖質 (100gあたり) |
|
甘酒 (米麹) |
70~110kcal | 16~25g |
無糖ヨーグルト | 60~70kcal | 4.5~5.5g |
摂取する量が多いと糖質の過剰摂取になってしまうこともあります。
得にダイエット中や糖質制限をしている方は、飲みすぎに気をつけたほうがいいかもしれませんね。
忙しい朝は朝食の代わりに甘酒ヨーグルトというのも良いと思いますよ。
まとめ
『甘酒ヨーグルト』は美容・健康共に優れた発酵食品の組み合わせです。
元々、甘酒とヨーグルトはどちらも体に良いので、合わせることでさらに効果UPを期待できますね。
甘酒もヨーグルトも様々なメーカーから販売されているので、自分のお気に入りのもので作ってみるのも楽しいと思います。